2008年2月1日金曜日

修論中間発表

トシミツの「まだ形にならない
(検索ワードを何にしたら良いか分からない段階の)
検索要求をくみ取る検索システム」が面白かった。

というのも、
我々の行動に対する我々自身の通俗的理解に反して、
実際は、話してから自分が何を言おうとしていたのかわかり、
また行動してから何を欲求していたのかが分かる、
というのが我々の認識の有り様だと思われるからである。

(それには根拠があって、我々の意識リソースは
非常に限られているので、意識の状態を知るために
外部「記憶」装置を使わざるを得ないのである)

だから、こんな風にしたらうまくアシストできて、
こんな風にしたらうまくいかなかった、ということが
記述できれば、意識が外部リソースを使う様態が
理解できるはずだなんてことを思った(単純すぎるけどw)。


ただ彼はシソーラスを使ったシステムを考えていて、
そのことに対しては、最近のグーグルツールバーの
検索履歴提示とか検索ワードの組み合わせ候補提示が
まさに要求掘り起こしだと思うんだけど、シソーラスを
使うメリットは何?、ってツッコミを入れるような
形になってしまったんだけど、

むしろ、シソーラスが履歴によって賢くなっていく、という
アイデアをちらっといってたことに対するあれはフォローで、

やはり意味とは突き詰めれば「歴史性」だよな、
なんてことをちょうど考えてたために
この話題は僕にとってまさにツボ、で、
その点ではトシミツは運が悪かったw

いや、運が良かったのかw


学科長は、これをあと一年かけて具体化してね、
という風にセッションを結んだけど、

マカナエ先生は、スズキ君は意味論とか抽象的なレベルで
遊んだ方が面白いんじゃない?と帰る道すがら言っていて

僕も実は、1年後の彼に期待しているのは、
生意気で上から目線のドSな彼なのであった。


ドSは関係ねーか

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